わたしは転職に抵抗がない。
これまでに3回転職をして、3社目、4社目は憧れの上場企業に入社することができた。
詳しくはプロフィールページを見てもらえれば思う。
けど、今日は、そんな華々しい経歴でドヤりたいわけではない。
じつは、いまの会社は知名度も年収も満足なのだが自分の働き方とまったく合っておらず。苦痛の日々が続くというまさかの事態。いわゆる失敗の転職だ。
今日はそんな失敗談を赤裸々にお伝えし、転職で失敗しないための回避策につながるようなアイデアを紹介したい！誰かの助けになれれば嬉しい。
この記事が役に立つ人
・40代会社員（とくに平社員）
・低学歴
・華々しいキャリアとは無縁
・誇れるようなスキルがない
40代で転職したきっかけは…
前職では、誰もが知るメーカーで、ネットワークとかインフラと言われる領域の営業をしていた。
その前は製造業にいたこともあり、時にはコンサル的な立場で客先に行くこともあった。
PMとしてプロジェクトを引っ張ることが増えてきて、だんだんと残業が増える。しまいには会社から残業がダメと言われ、自宅に持ち帰る始末。
おまけに上場企業特有の柔軟さがない企業風土、非協力的な部署、部門。日に日に不満は増すばかりだった。
そこで「転職」の２文字が頭によぎり始めたわけだ。
いまの環境に不満があって、自分にはもっと相応しい場所があるという曲がった動機
40代独断の転職…
そんなこともあり、転職活動を開始した。いま思えばなんと安易な…
活動を始めたところ、5社目の応募で書類選考を通過した。
じつはこのときちょうど40歳だったのだが、幸いにも順当に面接パスしていき、無事内定。
提示された給料は現職を上回る金額だったので、私の中ではなんの迷いもなかった。
ただ、一つ大きなミスを犯していた。
それは、最初に相談しなければいけない「家族」に相談してなかったということ。
報告したのは、内定が出て給料も提示された後。ほとんど気持ちが決まった私をみて、奥さんも強く引き留めることができなかったようで、そのまま転職をすることに決めた。これが、きっかけでその後夫婦の不和が生まれることは言うまでもない。
家庭があるのに自分一人で転職の判断をしたこと
転職先の選び方…
今回の転職はホワイトカラーからシルバーカラー（現場管理的な）に戻るというキャリアチェンジ。
しかもこれまでに経験したことのない業界だ。
だけど誰もが知る成長中の有名企業で、口コミサイトの評判も良い。そして40歳の自分を受け入れてくれた懐の深さ。
なにより最終提示額が現職を上回る金額だったので（ざっくり100万アップ）心は弾むし調子に乗るし。。
しかも副業で取り組んでいたECとかにも近い業界だったので、何か得る機会があるという期待も相まって完全に冷静な判断ができなくなっていた。
こんなときに本当なら家族に相談すべきなのだが、なぜか独断で決めるという暴挙。
40歳になって、転職先を決める基準が「有名な企業だから」とか「給料が良いから」とか今思えば、「アホか」と言いたくなる。でもそのときは、これで本当に自分が成長できるような転職につながると思っていた。
転職先を選ぶ理由が知名度や、大手か、年収が高いか、とかで選んでいた
面接から感じていた違和感…
これでも、転職4社目で大小様々な企業での経験がある。
そんな私が面接で感じた違和感。それは「全員無駄のない質問ばかり」「話し方が淡々としているけどめっちゃロジカル」「感情があまり感じれない」というもの。
そう。なんかみんなめっちゃ頭いいんじゃない？ということだったのだ。
そのときは、「こういう中でこそ私も成長できるのだ」と思っていた。
自分もそっち側の人間だと。
だが、この違和感は入社後、超えられない壁として立ち塞がることになる。
配属されたチームはリーダー含め全員年下。一番下は新卒3年目。なんだペーペーじゃんと完全に舐めていた。
他のメンバーも多少賢そうだが、コミュニケーション力に乏しそうな人たちばかり。
これは早い時期に結果を残せそうだなと考えていた。
ところが、初めての業界ということもあって、なかなか自分の仕事がマスターできない。さらに追い討ちをかけるように、チームのメンバーのスーパースキルが徐々に頭角を表し始め、実は、キャリアモンスターの巣窟だということがわかったのだ。
しかも、新しいプロジェクトが常に何件も動き続け、1日2日で新しい方法に変わっていくスピード感。
とどめは上司のモラハラ。人生初の攻撃に直面したとき、私の思考は完全に停止してしまった。
正直、これらの真相が見えた時点で「あ、俺無理だ…」となってしまった。
超えれない壁はないというが、本当に言わせてほしいけど、超えれない壁はある！
そんなこともあり、いまでは「自己成長や挑戦」という元々持っていたマインドは姿を消し、ひっそりと卒なく仕事をこなすこと毎日になっていた。そんな自分が情けないし、これが望んだ姿なのかと自問を繰り返す日々。そしてこれまで培ってきたスキルが思考停止により、まったく活かせない歯痒さ。
これは完全に失敗の転職だった。
面接の雰囲気で感じた違和感を無視してしまった。
自分の能力を過大評価していた。そもそも40代にもなってスキルの整理ができていなかった。
40代転職で失敗しないために
まさか、40歳の転職で人生初の失敗となるとは思ってもみなかった。
突出したスキルなし、低ランク大学卒、転職4回（多い）
こんな方は多いのではないだろうか？
幸い私はこれまで3回の転職は毎回年収が上がり、上場企業のにも就職することができた。
だが、4社目の転職で失敗。
しかもそれが40代という危険な年齢。
（※実際にいま転職活動をしているのだが、まー、書類選考が通らない…これについてはまた別の記事で書きます）
この記事を読んでくれている皆さんには40代からの転職で失敗してほしくない。
そのために、私が実体験で失敗して感じた注意事項をお伝えして、この記事を締めたいと思う。
- 多少の不満ならまだ動くな！
パワハラやモラハラなど命の危険が無いならチャンスを待て - まずは家族に相談しろ！
いなければ友人や知人に相談する。同僚には相談するな！多くの場合同調されるから。 - 転職先をブランドで選ぶな！
そんな時代じゃないし、自分が望むものを叶えてくれるなら中小でも良いはずだ！ - 直感で感じた違和感には従え！
直感は本能からくる。本能はこれまでの人生で拾ってきたあなたの価値観！誘惑ではなく直感に従え - 自分の能力を知れ！
40代からの成長は生半可ではない。まじでしんどいぞ。自分の能力や得意に絞って仕事や会社を選べ！本気で選べ！
40代転職で失敗しない方法 まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
上でも書いたけど、大前提として「命の危険が無いなら」安易な転職は控えることだ。
わたしは、将来起業したいと思っているし、転職でキャリアを作っていきたいタイプなので、多少の失敗は許容できる。
だが、40代で初めての転職を考えている方には特に慎重に考えることをお勧めする。
そして、大前提として「働きながら」活動が必須なので、40代以上はエージェントを使う方がいい。
これまで20代30代の転職活動でもエージェント使ってたけど、実際転職した先は「知人の紹介」「リクナビネクスト」など定番の方法だった。
若いうちは、書類選考も通りやすいし、面接対策も普通にやっておけば問題ない。
ただ、40代となると話が違う。
まず年齢で応募できない（しても明らかに落とされる）求人が多数。
そして、それなりのスキルを求められるし当然即戦力として検討される。
そのため、わたしは、40代からの転職はこれまでとは別次元だと捉えている。
では、どうすればいいのか？一番かんたんな方法がエージェントに依頼しておくことだ。希望年収や興味、スキルを伝えておくと自分に合った求人案件が出た時にメールで知らせてくれる。
また、多くの場合、その企業を知り尽くしている紹介会社の営業マンが裏にいるので、面接に進む確度が高くなる。
もちろん、方法は人それぞれなのであくまで参考にしてほしい。
最後に一つだけ。
40代の転職で一番大事なことは「失敗リスクを最小化すること」です。頭の片隅にでも置いておいてください。
「いまの状況を変えたい」「いまの環境から逃げ出したい」
そんな辛い状況にいるあなたの、転職が成功することを願っています。
一緒にがんばりましょう。
窓際のポップ
